10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第49回
成功の方程式 女編(その2)

今やニートは65万人、
フリーターは200万人を超えると言われています。(『imidas』)
そして、三浦氏の調査によると
30代ニート、フリーター男性の6〜7割は
パラサイト(未婚・親元暮らし)なのだそうです。
正社員になれない男性は年収が上がらず結婚もできないからです。

フリーター問題は同時に女性の問題でもあります。
企業に入って
正社員として安定した生活を保障される男性が激減すれば、
そのような男性の妻として専業主婦になれる女性の数も激減します。

もちろん、今だって
結婚によって専業主婦として
安定した生活を手にしている女性はいるでしょう。
しかし、高学歴・高収入の男性が
自分と同じレベルの女性と結婚するようになり、
残りの少数の男性を
多数の未婚女性が狙っているのが現状のようです。

三浦氏の『下流社会 第2章』の中には
「エビちゃんOL」という言葉があって、
モデルの蛯原有里風の巻き髪と
男性受けするファッションをしている未婚女性のことだそうです。
そしてエビちゃんは
未婚・一人暮らしの派遣女性における支持率が高いのだそうです。

「未婚の派遣社員の階層意識は、
結婚によって飛躍的に上昇するのだ。
とすれば、階層上昇を望んで結婚を期待する未婚の派遣女性ほど、
男受けのするエビちゃんファッションをする必要性が高いのは
当然であろう。」
と三浦氏は書いています。
しかし、本当に男性受けするファッションと髪型で
いい結婚ができるのでしょうか?

高収入・高学歴男性と結婚した元教え子を見ると、
自分も高学歴・高収入の上に容姿も人並み以上、
そしてみんなファッションセンスがよく、
コミュニケーション能力が高くて同性にも異性にも好かれる、
という共通点があります。

どうも、現代の日本では
結婚による「飛躍的な階層意識の上昇」というのは激減していて、
結婚による社会階層の移動が起きにくいように思えます。
日本は「格差社会」というより
「階層社会」かもしれません。


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2008年1月8日(火)

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