10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第55回
東京新名所

新大久保の職安通りに初めて足を踏み入れたのは
もう6、7年前のことになります。

友人がインターネットで
職安通りに女性専用「韓国サウナ」を見つけたので行こう、
ということになりました。
そのころの職安通りは街灯も少なく、
薄暗い通りには客を待つ女性が立っているアヤシイ場所でした。

お目当ての韓国サウナは紫とピンクのネオンが
「○ープ・ランド」のようで
思わず回れ右して帰りそうになったくらいです。
しかし、勇気を出して足を踏み入れてみると
「ヨモギ・サウナ」や「麦飯石サウナ」が
とても気に入ってしまいました。

ちなみに、「麦飯石(バクハンセキ)」とは
深海から取り出した石で、
海中の微生物が堆積して石化したものです。
床に麦飯石が敷かれたサウナは身体が温まり、よく発汗するのです。

サウナで汗を流した後、
通りに並ぶ韓国料理屋で「チャプチェ(韓国春雨料理)」や
「チゲ鍋」を食べるのがお決まりのコースとなりました。
しかし、まさかこの怪しくもディープな通りが
「オバサンの原宿」になろうとは・・。
そのときは夢にも思わなかったのです。

すべての始まりは「ヨン様」ことぺ・ヨンジュンでした。
ヨン様主演の韓国ドラマ『冬のソナタ』が大ヒットするやいなや
中高年女性の間に「韓流スター」ブームが巻き起こり、
韓国若手スターが続々と
日本のテレビや映画館に登場するようになったのです。
職安通りには次々に「韓流イケ面スター」のグッズ
(キーホルダー、カレンダー、生写真など)を売るお店が立ち並び、
観光バスで職安通りに乗りつけ、
「韓流スターグッズ」を買って、
韓国料理屋で食事する日帰りツァーまでできたのです。

先日久しぶりに職安通りに行ってみました。
韓流ブームも下火になってきたので以前ほどではありませんが
観光バスも「韓流スターグッズ」屋さんも健在でした。
しかし、私はあの怪しく、ディープな職安通りが懐かしいのです。
職安通りをここまで変えたヨン様の威力は本当に絶大です。


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2008年1月22日(火)

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