10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第58回
ニンテンドーDSでボケは防げるか?  その3

英国人のE博士は英語教授法の中の
「第二次言語習得」という分野を1人で作ってしまった巨人です。
彼は妻を亡くした後、二人の子供を連れて来日、
男手一つで子育てをしていました。
講義の間の休み時間に近所で買い物をし、
牛乳や野菜の入ったレジ袋を提げて帰る、
というような生活をしながら
精力的に研究を続け次々に本や論文を出版するのです。

言葉も通じない異国の地で働きながら
一人で子育ての上に研究なんて
日本の男ならいっぺんに潰れてしまうでしょう。
とにかく精神的肉体的にタフなのです。
彼は後に再婚し、
現在はニュージーランドの大学で教えているのですが
留学していた知人に聞いた話では
還暦を前に離婚して独身になったそうです。

そういえば、同時期に教わっていた
英語テストの統計における世界的権威B博士も
還暦近くになって離婚、再婚しました。
60歳近くなって離婚して1人になったり、
再婚して新たなパートナーと
新たな人生をスタートしたりということには
ものすごいエネルギーを必要とします。
英米の学者と日本の学者の一番の違いは
生物的なエネルギーレベルの違いだと私は思っています。

エネルギーレベルを高めるには第一に、
肉体的に壮健で体力があることが必要です。
知的活動には集中力を持続する必要がありますが
体力がなければ集中力を持続できないのです。

病気や離婚といった不測の事態になっても
精神的ダメージからすばやく回復できる精神的なタフさも重要です。
年をとるほど精神的ダメージからすばやく立ち直れないと
気力や体力が急激に低下します。
要するに知力・体力プラス全人的人間力が
長い現役生活の必須条件ではないでしょうか。

先日、新聞でエコノミストの榊原英資氏が
80歳まで現役で仕事をするために最近
ジョギングと筋力トレーニングを始められたと語っていましたが、
その通りです。
現役年齢を引き伸ばそうと思うなら
ニンテンドーよりウンドー(運動)だと思うのですが、
どうでしょうか?


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2008年1月29日(火)

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