10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第59回
お一人様の老後

昨年あたりから
「女性一人の老後」について書いた本が売れているそうです。
私も松原惇子氏の『「ひとりの老後」はこわくない』
(なんと「アマゾン」では在庫切れ!)と
上野千鶴子氏の『おひとりさまの老後』を読んでみました。
松原氏はノンフィクション作家、
上野氏は学者とバックグラウンドは違うのですが
内容は重なる部分が多いのです。

お二人に共通しているのは
持ち家(年金から家賃を払うのはきついそうです)と
いくらかの貯金、そして友達がいれば女一人の老後は怖くない、
ということです。
持ち家といっても田舎に小さなマンションを買うくらい
働いている女性なら何とかなりそうです。

どんな女性でもある程度の貯金はありますし、
退職金もありますから貯金もクリアできるでしょう。
友達となると食事の友、趣味の友、旅行の友と
用途別(?)に友達をつくるのは女性の得意とするところです。

私の見たところ問題なのは「男お一人様の老後」です。
男性の方々には毎日ステーキを食べ、
お酒とタバコを切らさず、近くでもタクシーに乗り、
日々努力を重ねて
奥様より一日でも早く逝かれるようお勧めいたします。

しかし、寿命は神様の決めるものですから、
努力しても報われないということはあります。
不健康な生活をしても奥様より長生きしてしまうかもしれません。

私の知人は70歳で奥様を亡くしたあと、
キャッシュカードの暗証番号も知らず、ATMの操作もわからず、
弁護士さんに銀行についてきてもらって暗証番号を聞き出し、
ATMの操作方法も教えてもらいました。

まさか、いまどきそんな方はいらっしゃらないとは思いますが、
万が一のために、

1)料理・洗濯・掃除を含めて
  お金の管理など家事全般ができるようになること、
2)友達をつくること、
3)依存心を捨てて精神的に自立した男になること、

を老婆心ながらお勧めいたします。

こういう準備をリスクヘッジというのです。
投資ばかりでなく人生にもリスクヘッジは必要です。


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2008年1月31日(木)

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