10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第63回
世界三大教育熱心民族

私の見たところ、世界三大教育熱心民族は
ユダヤ人、韓国人、中国人です。
たとえば、わが恩師(ユダヤ人)のご家族は、
父親は文学博士号、母親は心理学博士号、
長男は数学博士号の所持者、
次男はロシア語で修士号を取得しています。

3人の子供全員に博士号を取らせるために、
子供が誕生した月から学費の積み立て貯金を始めたそうです。
そのかわり、私はアメリカ人でも日本人でも
先生ご夫妻ほどつましい生活をしている人を他に知りません。

ユダヤ人は吝嗇と言われていますが、
節約したお金で、どんな国へ行っても失われない
学歴という財産を子供に身につけさせる、
というのは民族の知恵なのでしょう。

韓国では子供を英語で教育するために母親と子供が米国で生活し、
一人残されて仕送りする父親のことを
「ファザー・グース」というのだそうです。
フィリピンには
米国より生活費の安いフィリピンで英語を学ぶために
留学している韓国人学生が多くいるそうです。
韓国人の英語学習にかける気持ちは熱いのです。

大学院のとき教わっていたハワイ大学の教授は
中国人留学生についてこんな話をしていました。
あるとき、単位を落とした中国人学生が研究室にやってきて
単位をくれるように先生に懇願したそうです。

先生が断るとその学生は
「自分は一族郎党の期待を背負ってハワイに留学した。
学位をとらずに帰ることはできない。」
と言って研究室の壁にがんがん頭をぶつけるので
先生は本当に困ったそうです。
中国本土の教育熱も過熱気味のようですが
やがて内陸部まで生活水準が上がると
子供の教育にお金をかけたい親はさらに増え
教育産業は中国の一大産業になるのではないでしょうか。

かつて私は日本人も
4番目くらいの教育熱心民族だと思っていましたが
中高生の大部分が1時間以下の勉強時間では
とても教育熱心民族には入れません。
子供が勉強しないから国力が衰退したのか、
国力が衰退したから向上心がなくなったのか、
ビミョーなところです。


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2008年2月9日(土)

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