10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第69回
「執念美容」私の場合

私は長い間顔にコンプレックスを持っていました。
両頬に一面濃いシミがあったのです。
そこで私が受けたシミ治療は塗り薬を使って、
メラニンの生成を抑えながら
もう一つの塗り薬で顔の表面の皮をむく、
というものでした。
顔の皮をむくのはトレチノインという強い薬なのですが、
肌の質によって効き方が違うらしく
私の肌にはあまり効かないのです。

私の主治医はミカ先生という女医さんですが、
ある日ミカ先生が
「この薬あんまり効かないわねぇ。乳酸入りにしてみましょうか?」と言うのです。
乳酸というのは
エステの「ピーリング」という角質落としに使われる薬です。

シミを取りたい一心の私は「はい!」と元気に答えてしまいました。
しかし、乳酸入りトレチノインを塗っても皮がむけてこないのです。
ただ、なぜか薬を塗った頬の部分が
カカトのようにカチカチになりました。

薬を塗り始めて三日目の朝、
洗面所の鏡を見たとたん、「ぎゃ〜!」。
そこには、ホラー映画の主人公が・・・。
両頬には一面に亀裂が走り、
そこから皮が垂れ下がっているではありませんか!

急いでミカ先生にメールしました。
「先生!大変です!私の顔はホラー映画の主人公になっています!」
先生の返事は「急いで見せてください!お願いです!」
先生のクリニックには行きましたが手の施しようもありません。
乳酸が効きすぎたのです。

先生は後からスタッフに
「先生、あの患者さん(私)の顔はもとに戻るんですか?」
と聞かれて真剣にびびったとか。
変わり果てた私の顔を見たとき、
先生とスタッフの脳裏に浮かんだのは
「医療訴訟」という言葉だったに違いありません・・・。

皮がすべてむけ終わってやれやれ、
と思う間もなく再びむけ始めました。
一度むけて皮が薄くなったところがむけるのですから
むけたところには血がにじんでいます。
結局、半月あまりもマスクで顔を隠す生活となったのです。
大変な経験でしたがシミが薄くなってやってよかった、
と思っています。


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2008年2月23日(土)

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