10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第90回
人を輝かせるもの

昨日は渋谷で平日の朝6時30分開始という講演会に行ってきました。
こんな早朝にだれが来るものか、
と思って6時20分に会場に着いてみると大盛況でした。

「元気な朝礼」で今話題の
居酒屋チェーン『てっぺん』の創業者
大島啓介氏の講演会だったのです。
しかし、「早起きは三文の得」とはよく言ったもので、
大変いいお話でした。

大嶋氏は24歳である居酒屋の店長になるのですが
パートさんや従業員さんとの人間関係がうまくいかず
「うつ病」になって半年間ひきこもってしまったそうです。

そして、あるセミナーをきっかけに立ち直り、
独立して『てっぺん』を創業します。
そのとき以来氏は
「どうすれば人は輝けるか(=どうやったら人を輝かせられるか)」
だけを考え続けてきたそうです。

そこから先がすごい教育論なのです。
私は長年教師をやっていて
いろいろな方の教育論を聴く機会がありましたが
今まで聴いた教育論の中で
大嶋氏のものが一番いいと思いました。
大嶋氏は
「相手を変えようとするのではなく自分の生きる姿を見せる」
のが教育であり
「何を相手に言うかではなく、だれが言うかが大切なのだ」
とおっしゃっています。

多くの教育論は「子供をどう変えるか」ばかりに目がいっています。
しかし、そうではないのです。
問題なのは「あなた自身はどうなのか?」ということです。

「今の若い者は(子供は、生徒は、息子は、社員は・・)」
と言う前に
あなた自身は「輝いている人」ですか?
若い人に尊敬されていますか?
憧れの対象となっていますか?

子供は動物的なカンで相手の本質を見抜きます。
たとえあなたに地位やお金があって
世間から一目おかれているとしても、
本当に輝いて、生き生きと生きているかどうか、
子供にはすぐわかります。

子供にとって親や教師だけではなくすべての大人はお手本です。
お互い「輝いている私」を目指して精進したいものです。
人を輝かせられるのは自分自身が輝いている人だけなのです。


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2008年4月12日(土)

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