10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第91回
下流社会の原因

『下流社会』で有名な三浦展氏が
『下流は太る!−こんな暮らしがデブの素』という本を出しました。
三浦氏によると現代は「体型格差社会」で年収が低く、
未婚で親元暮らしの無業者、失業者ほど肥満が多いそうです。

本によれば、下流の食生活の特徴としては、

1.食べるものは食材が原形をとどめていない、
2.生ものを食べていない、

という特徴があるそうです。

要するにファーストフードとコンビニ食、
お菓子類が食事の中心で
そこに弁当屋、お惣菜屋さんが加わり、
時にはファミレスやラーメン屋、居酒屋にも行く、
というのが下流的食生活らしいのです。

下流の人はフルタイムの仕事に就いたとしても
健康面が不安定で踏ん張りがきかず、
すぐに辞めてしまって
フリーターやパートタイムになるのだそうですが
こんな食生活をしていれば当然でしょう。
下流だからこんな食生活をしているのではなく、
こんな食生活をしているから下流になるのです。

ファーストフードやコンビニ食は
原材料がわからないほど高度に加工されて柔らかいものばかりです。
このような食品はまず

1.加工により体に大切なビタミンやミネラルが失われているので
  当然元気が出ず意欲もわきません。体調もよくありません。

2.加工の過程で大量の食品添加物が入っています。
  人間は大量の添加物を摂取すると
  ウツ的精神状態になりやすいのではないかと私は思っています。

3.柔らかいので噛むことがほとんどなく飲み込むだけです。
  よく、頑張ることを「歯をくいしばって」といいますが、
  噛まない人は頑張りがききません。
  噛むことは脳の働きをよくするそうですが、
  脳の働きもよくなくなります。

「脱下流」は食生活の改善が鍵ですが
下流の人は食べること自体が面倒くさい人たちなのですから
無理でしょう。
20年前の日本ならどんな貧乏な家庭でも
母親はご飯、味噌汁、漬物という食事を用意していました。
下流社会の出現が
家庭の食文化の崩壊の結果であることは間違いありません。


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2008年4月15日(火)

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