10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第93回
人を試すことは自分を試すこと

毎年春の恒例行事(?)ですが
大学入試問題を解く、という仕事をやっています。
一年に30数校の国公立、私立大学英語入試問題を解くことを、
もう10年やっていますので、
延べ400近くの大学の問題を解いたことになります。
日本全国の全大学の英語入試問題を解いているかもしれません。

最近では問題を見ただけで
「この問題を作った人は何歳くらいで、
英語の実力はTOEICなどの語学テストで何点くらい」
というのまでわかるようになってきました。

そして、つくづく思うことは
「問題を出すというのは両刃の剣だなぁ」、ということです。
問題を作る人は
高校生の実力を試そうと思って問題を出すのですが、
そのことによって自分自身の実力を暴露してしまうのです。

同じことは人を採用することにも言えるのではないでしょうか?
優秀な人を選ぶことができるのは自分自身が優秀な人だけです。

元教え子がある大手メーカーに採用されました。
その企業ではエントリーシートと6次くらいまでの面接だけで
1万人から数十人を選ぶそうですが
最終的に採用が決定するまで
出身大学(院)名を一度も見ないそうです。
選ぶ方は自分の選択眼に自信があるのでしょう。

アメリカのグーグルの採用試験はユニークです。
グーグルでは理系以外の人材は採らないそうですが、
ロスアンゼルスの最も渋滞する高速の出口に大きな看板を出します。
その看板には数学の問題が書いてあり
最後に「.com」とあるそうです。

その問題を解いた人が解答と「.com」をパソコンに入力すると、
そこにはさらに難しい数学問題が・・。
その問題を解いて解答を入力すると、さらに難問が・・。
それを何度か繰り返すと最後に
「グーグルに面接に来ること」
というメッセージが出るのだそうです。

まさに「究極の実力主義」で
こんな採用方法を考え付くグーグルってすごい、
と感嘆してしまいます。
アメリカで最も急成長を遂げた会社を20代で創立した人は
考えることが違います。


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2008年4月19日(土)

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