10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第96回
京都花街散歩

三月下旬に京都に行ってきました。
去年の12月に購入したマンションが完成したので
内覧会や諸手続きのために観光をかねて出かけてみたのです。

前日の朝に京都に到着して銀閣寺から哲学の道を歩き、
午後は清水寺を見学したのですが、
どこも桜はほとんど開花していませんでした。
ところが、翌日四条大橋のあたりに行ってみると
鴨川沿いの遊歩道の桜は満開でした。
私の買ったマンションは小さな部屋なのですが、
唯一の自慢は窓から鴨川が見えることです。

川端通の両側には満開の桜、
桜の木々の間には『京をどり』
(マンション近くの歌舞練場では『京をどり』が開催中でした)の
真っ赤なぼんぼり
(お雛様の両側に立っているぼんぼりが
大きくなったものを想像してください)が点々と見えます。
マンションのベランダからこの光景を眺めたとき
「好い所だなぁ。」と思ったのです。

なにしろ、花街の真ん中で
歌舞練場から2分のこのマンションを買ったとき、
不動産屋の営業マンの殺し文句(?)は
「ここに住めば舞妓さんと同じご町内になれますよ。」
というのでした。
「舞妓さんと同じご町内ですって!なりたいっ!」
と思って衝動買いしてしまったのです。

ここを買って初めて京都の花街について少し分りました。
京都には祇園以外にも
四条大橋をはさんで先斗町、宮川町の二つの花街、
そして離れたところに京都最古の花街、上七軒があります。

それぞれの花街には歌舞練場があって
春になると祇園歌舞練場は『都をどり』、
宮川町歌舞練場では『京をどり』、
先斗町歌舞練場は『鴨川をどり』、
上七軒歌舞練場は『北野をどり』を開催します。
(祇園東の『祇園をどり』のみ秋開催)

内覧会が終わって
鴨川沿いの満開の桜の下をぶらぶら歩いていると
本当に幸せだと思いました。
私は物欲があまりないので
何かを手に入れてうれしいと思うことはほとんどないのですが、
こんなところで過ごす自分の老後を想像すると
わくわくしてしまったのです。


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2008年4月26日(土)

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