10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第102回
ヨガとの出会い(1)

私に沖ヨガに行くよう勧めてくださったのは
私の人生の師であるI先生です。
先生は日本のカウンセリング界の草分け的存在で、
40数年に及ぶカウンセラー歴の中で
のべ1万人以上のクライアントをカウンセリングした
プロ中のプロです。

84歳になられる現在も講演会の講師や、
学校教員のための教育相談のお仕事に現役でご活躍なさっています。
私は人生とカウンセリングに必要なすべてのことを
この先生から学びました。

I先生は数え年42歳のとき三つの病院でガンと診断されます。
聖路加国際病院に入院しますが
手術の前日怖くなって病院を脱走し、神戸の自宅に逃げ帰ります。
そして、奥様が新聞の広告で見つけてきたヨガの講習会に出かけて
沖先生と強烈な出会いをします。

初めて沖先生に会ったとき
「おまえはここへ何をしに来た?」
と訊かれたI先生は
「ガンを治してもらいにきました。」
と答えたところ、
「自分の不始末の尻拭いを他人(ひと)にさせようというのかっ!」
と一喝されたそうです。

ヨガでは「依頼心」というものを大変に嫌います。
以前にも述べたとおり病気の原因は自分の中にあり、
それを治すのは自分自身です。
もちろん、お医者さんやその他の方の援助は受けますが、
あくまでも治す主体は自分でなければならないのです。
お医者さんであれヨガの指導者であれ、
自分以外の人に頼るとか、自分の病気を治してもらおうとするのは
とんでもないことなのです。

しかし、そのときヨガについて何も知らなかったI先生は
そう怒鳴られて本当に驚いたそうです。
ともかくも、先生は道場に入って断食をし、ヨガをやり、
食事・呼吸法について学び、瞑想をします。
その後、先生は関西にヨガの会を立ち上げて
沖先生を講師にお招きして指導を受けます。

I先生は沖ヨガに出会って
「ああ、素晴らしいものに出会った。僕はもういつ死んでもいい。」
と思われたそうですが、
1年後ガンは跡形もなく消えていたのです。


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2008年5月13日(火)

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