10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第105回
闘病・妥病・友病

私は沖ヨガのさまざまな健康法をなるべく実践していますが、
だからといってガンに絶対ならないと
思っているわけではありません。
日本人の2人に1人がガンになり、
3人に1人はガンが直接的な原因で死ぬ時代ですから
自分がガンになる可能性はあります。

沖ヨガの教室へ通っていたときに
指導員の先生方が集まって
3人の沖ヨガ指導者が
立て続けにガンになって亡くなったという話をしているのを
聞いたことがあります。
ヨガをやっているばっかりに
医者の診断を受ける前に自分で何とかしようとして
手遅れになるのでは、という話でした。

私はヨガばかりではなく何年間もさまざまな健康法を試し、
健康に関する本を読んで随分勉強してきましたので
自分がガンになったらこうしよう、
という基本方針のようなものはあります。
それは「闘病」だけはしない、というものです。
「病」は自分が作り出したものですから、
それと「闘」ったりしてはいけないのです。

先日、日経CNBCで
ジャスダックに上場している新薬開発会社の社長で
医学博士でもある方がインタビューを受けていました。
今後の目標を問われた社長さんはこう答えたのです。
「数年以内にガンと共存しながら
天寿をまっとうできるような新薬を開発します。」

「いいなぁ。
この社長はガンというものをよくわかってらっしゃる。」
と思ったのです。
もし社長が「数年以内にガンを撲滅する薬を開発します。」
と言ったら私は聞き流していたでしょう。
確かにガンを撲滅する薬はできるでしょうが
ガンは自分の身体の一部ですから
強い薬は自分の生命力を弱め
ガンと同時に自分自身をも撲滅してしまうでしょう。

「闘病」ではなくて
「私が死ねばあなたも終わりですよ。」とガンに呼びかけ、
お互いの妥協点を探る「妥病」、
あるいは何とかしてガンと友好的関係を築く
「友病」というあたりを目指しています。
この社長さんが言うように
「ガンと共存しながら天寿をまっとうする」
というのが理想でしょう。


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2008年5月20日(火)

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