10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第106回
頑張るな!

わが人生の師I先生には
多くのことを教えていただきましたが
最も心に残る教えは「頑張るな!」というものです。
先生いわく、
「「頑張る」の「頑」は「頑固」の「頑」、
「頑張る」の「張る」は「突っ張る」の「張る」。
「頑固に突っ張る」のは人間として最低です。
頑張ってはいけません。」

私の好きな仏教学者の、ひろ・さちや先生も
「頑張るな」とおっしゃっています。
先生が「頑張るな」とおっしゃるのは
頑張ると優しさがなくなるからだそうです。
確かに頑張っている人というのは
どうして「頑張っている私(僕)って偉い!」と
自分で自分を褒め称えるだけでは満足できないのでしょうか?

そういう人は頑張っていない人を見ると必ず、
「頑張れ!」と励まし、
その人が頑張ってくれないと
「なぜ、私がこんなに頑張っているのにあの人は頑張らないの?」
と脱力系(「頑張っている人」の反対を
こう呼ぶことにしましょう)の人を責めるのです。

私が思うに「頑張っている人」というのは
自分の好きなことや楽しいと思うことをやっていないのでしょう。
「仕事はこうあるべきだ」とか
「妻はこうあるべきだ」という信念に凝り固まって、
義務感からやっているので、
人生があんまり楽しくない人なのでしょう。
だから他人(ひと)のことが
あんなに気になるのではないでしょうか。

たとえば、私は本業の他に4種類
(このコラムの原稿以外は専門の英語に関する原稿が3種類)の
原稿を抱えGWは仕事のしすぎで風邪をひいてしまいました。
しかし、「頑張っている」わけではないのです。
単に好きでやっているのです。
本業も原稿も楽しんでやれなければ相当つらいだろうと思います。

以前に書いた歯医者さんのように、
好きでもないことを歯くいしばって、
頑張ってやっていると必ず病気になります。
健康で長生きの秘訣は好きなこと、楽しいことをやる、
そして「頑張らない」ことです。
お互いに「頑固に突っ張っている人」にならぬよう
注意いたしましょう。


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2008年5月22日(木)

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