10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第108回
体に訊け(その1)

沖ヨガの創始者である沖正弘先生には
先生の書かれたものを通して
随分多くのことを教わりましたが
最も大切な教えは「体に訊(き)け」ということです。
私は今の日本人に一番必要なのは
「自分自身の身体に尋ねる」という姿勢ではないかと思っています。

現代の日本にはあまりに健康情報が氾濫しすぎています。
私の母もそうですが
テレビの健康番組で
ヨーグルトがよいと聞けばヨーグルトを買いに走り、
寒天がよいとなれば一斉に寒天の材料を買いにお店に押しかけるので
品切れになってしまうのです。

テレビのコマーシャルでは
サメ、胡麻、ブルーベリーなどから抽出したと称する健康食品やら
青汁健康飲料やらが毎日登場しています。
そのほか疲労回復とか更年期障害に効くという
さまざまな種類のサプリメントなどがコンビニでも手に入ります。

お医者さんの言うことだって時代とともに変わります。
年の離れた二人のお子さんを持つ方が、
「上の子を生んだときは保健所で
"子供には健康のためにどんどん牛乳を飲ませなさい。"
と言われたのに、
10年後に二人目の子供を生んで保健所に行ったら
"アトピーになるので牛乳はあまり飲ませないように。"
と言われた。」
と苦笑していました。
私たちはこんな健康情報の渦の中で
何を信じて毎日を暮らしていけばいいのでしょうか?
次々に登場する新しい健康食品や薬品に振り回されて
自分を見失いそうになってしまうのではないでしょうか?

ちなみに、沖ヨガは総合健康法ですので
何か一つ、これさえやればOKというものはありません。
食事・ヨガ・運動・考え方・呼吸法・操体法で体の歪みを取る、
などすべてのバランスの上に健康が成り立つと考えます。
ですから、私は
「これさえ食べれば(やれば)健康になれる」
という話はハナから信じないことにしています。

それよりも、
健康情報に振り回されやすい人・健康食品好きな人ほど
三度の食事をおろそかにする傾向があるのが気にかかります。


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2008年5月27日(火)

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