第114回
主食を正せ

今までいろいろ健康になるための食事について書いてきましたが、
最も大切なことは「主食を正す」ことです。
お米を白くなるまで精米して
一番大切な栄養分である糠を捨ててしまったから
たくさんおかずを食べて栄養分を補わなくてはならないのです。

一日30品目の食品を食べるようにと言うお医者様がいますが、
考えてもみてください。
昔の日本人は今からは考えられない粗食と玄米を食べて
重労働をしてきたのです。
白いお米にしたために
30品目も食べなければならなくなったのではないでしょうか？

今の日本で一日30品目もの食品を調理して食べる
時間的余裕のある人がそんなにいるとも思えません。
だったら白米を玄米にして
野菜を中心とした副菜をとることにしたらどうでしょうか？
圧力釜で玄米を炊くのは面倒なようですが
30品目の調理に比べたらどうということはありません。

玄米を食べると便秘することもなくなります。
玄米を食べていれば食べ過ぎるということはありませんから
肥満することもありません。
もちろんメタボリックシンドローム対策をする必要もありません。

「玄米なんてあんなまずいものを食べてまで長生きしたくない」
とおっしゃる方がいますが
それは圧力釜を使ってちゃんと炊いていないからです。
適切な火加減と水加減で炊いた玄米は
ねばりがあっておいしいものです。

それに玄米を食べるのは
単に長生きするためではなく健康で長生きするためです。
寝たきりにもならずボケもせず
健やかな老後を過ごし大往生するには
何よりも健康が大切です。
苦しまず、体中にチューブもつけずに大往生できるのは
健康な人間だけの特権です。

こうやって「hiQ」を見て
中国株の研究をしてお金をもうけようとするのも
豊かで充実した人生を送るためでしょう。
だったらまず健康第一です。
お金を持っていれば
病気になっても特別病室に入れるかもしれませんが、
だからといって病気の苦しみ、
痛みが軽減されるわけではありません。