10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第117回
下流と食べ物

先日新潟県で米作りをなさっている岸田さんのことを書いたら
ご本人からメールをいただいて驚きました。
なんでも高校時代の同級生の奥様の妹さんが
Qコーヒー農場で働いていらして、
その同級生からこのサイトを教えてもらったとか。
本当に世界は狭いですね。

さて、本題です。
先日『下流社会』の著者である三浦展氏が
ある雑誌で下流社会の代弁者ともいうべき
作家の雨宮カリン氏と対談したおりに
下流の人はハンバーガーやカップ麺ではなく
ジャガイモやキャベツをゆでて食べればいいのではないか、
と言ったら雨宮氏に
「ああいう人たちはガスの火をつけたことないんです。」
と言われて絶句した、と書いておられました。

確かに料理というものを全くしない男女は多いと思います。
自分で料理しないとなるとあとは、
外食、コンビニ食品、ファーストフード、
売っているお弁当やお惣菜を食べることになります。
しかし、当然ながらこのような食品には
大量の添加物が入っています。

以前、東京農大の小泉武夫先生の講演の中でこんな話を伺いました。
千葉の養豚業者がデパートの地下食品売り場から
売れ残りのお惣菜をもらうことになりました。
養豚業者は飼料代がいりませんし、
デパートのお惣菜はおいしいので豚も大喜びです。

ところが、しばらくすると奇妙なことがおきました。
豚が原因不明の皮膚病になり大変痒いらしいのです。
それに、お母さん豚は流産するようになりました。
困った養豚業者はデパートのお惣菜をやめて元の餌に戻したところ
このようなことはなくなったのです。

おそらく、全く料理しない男女というのは
母親も料理をしない、
あるいはその余裕がない家庭に育ったのでしょう。
しかし、添加物の固まりのような物を食べているのでは
元気も出ませんし、病気にもかかりやすくなります。
料理も含めて、
親から子供に伝承すべきさまざまな生活技術を
何も教わらなかった人が下流になるのではないでしょうか?


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2008年6月17日(火)

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