10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第125回
めざせ、「品格ある大人」!(その4)

元日本マイクロソフトの社長でビジネス界きっての読書家、
成毛眞氏がインタビューでこんなことをおっしゃっていました。
「私はいろいろな会合でさまざまな企業のトップと会いますが、
そんな人たちはものすごく本を読んでいるか、
全然読まないか両極端です。
そして、後者の人は
トシとともにだんだん人に相手にされなくなります。」

思わず、うなりました。
そう言われて考えてみると、
確かに、本を読まない人、つまり教養のない人は
トシとともにだんだん人に相手にされなくなっていくようです。

「品格ある大人」の必須条件の一つは本を読むということでしょう。
ただし、
ハウツー本、仕事関係の本、話題のベストセラーは除きます。
成毛氏もおっしゃっていますが
「今・ここで」「役に立つ」本ではいけないのです。
なるべく日常生活から離れた、
役に立たない、違う世界についての本がよろしい。

だいたい、本を読まない人の話は退屈です。
仕事の話、テレビの話、誰彼の悪口と噂話といった
愚にもつかない話題に終始します。
人の悪口・噂話は論外としても、
仕事やテレビの話がいけないわけではありません。

どんな話題でも、
それに対するコメントや切り口がユニークであればいいのです。
しかし、ある話題について通り一遍のことではなく
一味違う意見を述べるには、やはり教養がいります。
本を読んでいなくてはいけないのです。

特に文学は必須教養です。
文学を読まずして「品格ある大人」になることはできません。
なぜこんなことを言うかというと
この世で一番難しいのは人の心に関することだからです。
人間性というものが何千年も変わらないので、
どんな古典文学を読んでも「古いな」と思うことがないからです。

文学を読んでいない人は
どんなにいろいろの経験をしようとも、
愛や人生について語るべきものを持ちません。
ある一定以上の年齢になって
愛や人生について語るべき何ものも持たない人と
誰が友達になりたいと思うでしょうか?


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2008年7月5日(土)

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