10才若く見られたかったら・TOMOKO

今日からはじめる、アンチエイジング生活

第129回
ブレイキング・ポイント

先日、新聞に
うつ病で自殺した人の背景を分析した結果が載っていました。
それによると、
一つのことだけで心を病み自殺にいたるということはあまりなく、
いくつもの要因が重なって死に至っているようです。

たとえば、失業だけではなくて、
失業の結果としてサラ金苦になり、
サラ金苦のために離婚してしまう、
というような二重、三重の悩み、苦しみがあるとき
人は心のバランスを崩して死を考えるようになるのです。

私の経験からいえば
人は2つくらいまでの悩みなら
何とか持ちこたえられるのではないでしょうか?
以前3つのことが重なってしまったことがあります。
今でも覚えているのですが
心の悩みというよりも体が耐え切れずに
パニックになってしまうのです。

パニックになるとどうなるかというと
頭が真っ白になり、体がフリーズしてしまうのです。
「なるほど!
人はこうやってうつ病やノイローゼになってゆくのね。」
と、妙に納得した覚えがあります。
心の状態というのではなく
身体反応としてパニックになるというのは
経験してみて初めてわかりました。

幸い、そのときは何とか乗り越えられましたが、
それ以来、
どれくらいの程度なら自分は耐えられるかを
考えるようになりました。
考えてどうするかって?
これ以上は耐えられないと思ったらすぐに逃げ出すのです!
「命あってのモノダネ」
「逃げるが勝ち」なのです!

今は元気に働いていますが
弟がうつ病になったときも、
やはりいくつものことが重なっていました。
転勤、第二子の誕生、家の新築が重なったうえに
仕事上でプロジェクトの失敗が最後の一撃でした。

転勤とか子供の誕生は
大きな環境の変化ですから慣れるまでは大変です。
今にして思えば、
どうしてそんなときに家を新築しようとか、
新しい職場で自分からプロジェクトを始めたのかわかりませんが
人生にはそんなときがあるのかもしれません。
悩みは2つまで、それ以上になったら逃げる、
ということを覚えておいてください。


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2008年7月15日(火)

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