第1回
グラデーション

グラデーション、
連続して変化する事についてお話したいと思います。

グレイ・灰色。
いろんな文章に見かけるこのいろは、
あまり良いイメージではないような気がします。
私にとっては、大切ないろなんですが・・・

以前は写真に携わっていたのですが、
写真用品にグレイスケールという物があります。
両端が白と黒のものさしです。
その白と黒の間のグラデーションが灰色。
モノクロ写真をご覧になったことはあると思いますが、
白と黒と灰色で構成されています。
私の中では、その両端に行き着くまでの無限の広がりが
グレイのグラデーションなのです。

明るい彩で例えると、
海の深い暗い色から、空の色が映ったあおや
みどりへのグラデーション。
暑い地域の海の色が思い描けると思います。
身近なものでは夜の空が、月が沈んで藍色から、
次第に明るく朱に染まっていくいろだったり。
太陽が沈んでいく夕陽のいろだったり。
その時によって全く同じものはきっと無い、
たくさんのグラデーションがありますよね。

ハレとケ・白と黒、陰と陽といった対照的な、
でも関連性や繋がりのあるもの。
生まれた時は白の産着、喪のいろは黒。
その白から黒までの一生の間の無限の重なり。
一生を灰色と捉えると
なんだか暗いイメージかもしれませんが、
両端の間のグラデーションとして考えて頂けたらと思います。

明るい色つきな感じを周りのものとして感じるなら、
グレイのモノトーンな感じは
個である事を感じさせてくれるように思います。
意外と現在の毎日の中で、
自分と向き合う時間というのはあまり無いのではないかしら? 
その時間としてヨガのようなものが流行ってみている?
なんて思ったりします。
自分の呼吸や脈がうっている感覚って
『私の心臓は今ばくばくしてるけど、あなたはどう?』
なんて話しませんよね。
そんなパーソナルな感じをわくわく・どきどきする感じ、
と言ってみたりしてるのではないでしょうか。

そんないろいろな感覚を自ら感じ取る為に、
自分の感情やパーツをオープンにしていく。
いつもよりちょっと柔らかい気持ちは、
きっとたくさんの事柄を感じさせてくれるでしょう。
GYROKINESISは、そんな風に
自分と向き合える時間に出来たらよいなあと思っています。
柔らかな、しなやかな感情で、しなやかな身体に繋がっていく。
たくさんの生命が息づくこの季節に、
新しい景色・新しい自分をまたみつけていけますように。


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左右のバランスが悪かったり、猫背だったり、
反り腰だったり、O脚だったりと、
普段の生活習慣で知らず知らずのうちに
バランスが崩れています。
街を歩いていても姿勢よくかっこいい歩き方の人って少ないと思いませんか?
あなたはどうですか?
靴底の減り方をみてもバランスが悪いことが一目瞭然です。
まずは、セルフマッサージで自分の感覚を目覚めさせ、
体の要である腰・背骨を動かし、体のコアを鍛えましょう。
からだに必要な質の良い動きを習得することによって、
自ずと姿勢も良くなりバランスも整ってきます。
また呼吸とともに動かすことによって体の内側からぽかぽかとしてきて、
代謝をよくしていきます。
終了後にはすっきりとした爽快感が感じられるでしょう。体験者の方から

体がゆるんだ
・体が軽くなった
・手足に血が通った感じ


といった感想をいただいています。
皆さん自分のからだを確認できたようです。

あなたも一度試してみませんか。
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詳細はこちらをご覧下さい



2007年5月28日(月)更新
- このコラムは期間限定発行です -


5月18日 第1回 グラデーション
5月21日 第2回 ストレッチする部位
5月23日 第3回 猫のおなか
5月25日 第4回 腹を据える
5月28日 第5回 新しい発見を願って…


萩原 利奈子 (はぎわら りなこ)
3歳よりモダンダンスを踊り始める。
一時踊りを中断して、舞台写真家を目指し、カメラ目線で踊り手を“見る”側に。ケガをきっかけに再びジャズダンスを始める。ケガでリハビリを続けている時に、アレクサンダーテクニークやリリーステクニーク、ピラティス、ジャイロトニックを学ぶことで、ダンステクニックと体の使い方のコツを発見。現在は、GYROTONIC認定トレーナー、ジャイロキネシス認定トレーナーとして指導する。実際に目に見えるカラダはもちろんのこと、見えない“骨格カラダ”にもフォーカスして、動けるしなやかなカラダを組み立てていきます。


 
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