第3回
少林寺の武術と禅(3)

前回採り上げた4つの特徴は、
すべて禅の心です。
武道の最後、自分自身で闘うときの最終課題はやはり、
命がけで闘う。
自分の命、自分の生と死とに
落ち着いて対処できるかどうかは
自分で身につけた技術が
うまく使えるかどうかにかかわってきます。
これらはすべて、
やはり心との関係が大きいのです。

少林寺の僧の自慢は武術だけでなく
禅宗の禅の心を持っているということになります。

少林寺武術はある一面人体の美しさと関係します。
人体の動きが素晴らしく
禅による人間の精神と心の頂点を見たものが
高いレベルで結びつくのが武術であり、
世界中でも普通は脳を使うか肉体を使うかであり、
2つの頂点のものが一緒に結びつくというのは
たぶん他ではないのではないでしょうか。

こういった特徴は少林寺が、
1,500年以上の長い歴史の中で
ずっと有名であり続けた要因でしょう。
武術や禅を実際に結びつけているものは、
“気”というものです。
(もちろん“気”は“気功”の事ですが、
大昔にはそういう言葉はありませんでした。)


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