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第4回
少林寺の武術と禅(4)
武術の世界である少林寺の中には
「内功」という言葉があります。
“内”は内部の内、“功”は気功の功、
武道の世界ではすべてそういう言葉で表現されます。
禅は「心法」、“心”は心、“法”は方法の法、
という言葉で表現します。
香港のカンフー映画でも、
昔はよく「内功」という言葉が使われていました。
ですから気功は昔、「内功」という言葉であり、
実際は禅の応用であり、
同時に武術、肉体的なものの中に「心法」あるいは
「気」を使うことでレベルを上げることになります。
少林寺は武術として有名ですが、
もう一つの禅の心と結びつけることにより、
もっと有名になりました。これは、
武術の上達には禅の心がなければならないということです。
難しい動作と高レベルの動き、
格闘技のいろいろな反応や、
それらの技術を身につけるのは大変難しいことです。
なぜかというと人間の体力は
肉体的に動くのに制限があるからです。
その時気功を取り入れることで、
かなりのレベルが高くなります。
武道の世界でも“気”を使わないで、
単純に肉体だけで動くことは大変難しいことです。
実際に中国だけでなく、
日本でも昔の武士として有名な宮本武蔵などは、
現代の格闘技であるプロレスやK−1の選手のように
みんな2メートル近い背の高さや、
大変腕は太く筋肉がたくさんついているわけではないのに、
闘うときに瞬時に相手が
全然予測できないところに技を出し、
守ることができない程のスピードで攻めることができる。
これは、“気”の練習によって
心身統一で動いているから出来るのです。
武道も“気”がなければ、
最高の上達はできないでしょう。
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