第24回
206個のフル活用

この数字。
私たちの全身にある骨の数です。

骨の数は何かよっぽどの事が無いかぎり
変わる事はありませんが、
骨の量(骨密度)は
私たちの年齢によって変化していきます。
20歳代でピークを迎える骨量は
それ以降は低下の一途をたどります。
それは骨を作り出す働きよりも、
カルシウムを溶かす働きが上回ってくるからなのです!
男性はユックリの低下ですが、
ホルモンの関係で女性には急激におとずれます。

30代に入ると骨を形成しようとするパワーが
次第にダウンしてきます。
ですから骨の形成に必要な成分のカルシウムを
充分に取る事、そして適度な運動で
骨に衝撃を与えていく事を
どれだけ早いうちから行っていくかで、
その後の骨に与える影響が変わってくるのですね。
「もう遅すぎる!」とお感じになる方もおられるかも。
確かにからだに貯めこんでいくのは
難しいかもしれませんが、
できるだけ現状を維持していく事は不可能ではありませんよ!

骨はジョギングなどの衝撃を受けると
軽い骨折状態になります。
目には見えないのでマイクロクラック
なんて言い方もします。
その部分を修復しようとして、
カルシウムがくっつきます。
この作業を何度も繰り返していくことにより、
骨が少しずつ強化されていくのです。
カルシウムと運動の密接な関係が
おわかりいただけましたかな?

方法としては拍手をして震動を与える、
自分でからだをたたく。
またパートナーがおられるなら握手をして
その手を軽くひねってみるのも良いでしょう。

206もの骨。
せっかくあるのですから、最後まで使える状態を
保ちたいものですね。


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