第25回
重力って大事!

今より体重、落としたいと思いますか?
「落としたい!」とそこでうなずいているあなた。
なぜ落としたいですか?
そして、あとどのくらいダウンすれば、
ご満足しますかしら?

過剰な体重の場合は
やはり落とす必要がありますが、
適性体重であるにも関わらず
落とす必要があるかどうかは疑問ですね。
前回から骨の話をしていますが、
この骨の強さを保つためには体重にも
注目する必要があります!

骨は重力を受けることによって強度が保たれます。
体重分を支えようと骨が耐える働きをするのですね。
ところが10〜20代の骨形成にとって大切な時期に
極端に体重が軽くなってしまうと
骨は重力を受けづらくなる為、
強くなるすべを失います。

宇宙飛行士が人工衛星の中で
自転車をこいでいる映像をみかけますが、
あれも無重力のなかで
からだが持つ様々な機能を失わない為と
できるだけカルシウム量を落とさない為の
自己防衛手段なのですね。

ある程度の体重をたもちながら、
骨に刺激を与える適度な運動。
バランス感覚が良く、転ばないからだ、
いいえ、たとえ転んだとしても
ケガをしないからだをつくっておこうじゃありませんか!
えっ?年齢的にもう遅いですって?
スタート時期に制限はありません。
気付いたときがスタート!にしてみませんか?

*適性体重の計算の仕方=身長×身長×22
例)身長160センチの人=1,6×1,6×22=56,32kg


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