第26回
高血圧〜その時 編〜

血圧が高いとからだに悪い!
と言われていますが、
じゃぁどんなふうに悪いのでしょうか?
そして、そこに運動と関わりがあるのでしょうか?

まず血圧とは、
“血管の中を血液が流れるのに必要な圧力のこと”
を言います。
心臓が血液を送り出す力、血管の抵抗、
血液のドロドロ、サラサラ度で変化します。

高血圧には2種類あって
一つは腎疾患、大動脈・ホルモン異常からくるもの。
二つめは原因を特定できない
“生活習慣病”からくるものです。
過剰なお酒、タバコ、ストレス、
食塩の取りすぎ等、要因は様々。
血管がつまってきたり、弾力性が落ちているところに
流れの悪いドロドロの血液が流れてきたりしたら、
ねじれたホースに水をガンガン流し続けるようなもの。
いいわけがありませんね。

また、
血圧は運動を行っている“その時”の変化と、
定期的に行うことでの変化があります。
「上と下」という表現を交えながら
今日は“その時”の変化を紹介しましょう。

有酸素運動(低い強度で長時間)
によって心拍数の上昇とともに
血圧は上がります。(上だけが上昇)
また、筋力を向上させる為に、抵抗負荷をかける
いわゆるレジスタンストレーニングは
(腹筋運動、腕立て伏せ、けんすいなど)
上昇の仕方が急速なので、
血圧が高めな人は注意が必要ですね。
時間の経過にあわせてでも上昇しますし、
筋肉の長さが変わらないトレーニング、
(例えば、腕力が同じぐらいな人との腕ずもう)
息を止めていきんだりするとテキメンに血圧上がります。
(上・下ともに上昇)

“高め”といわれている人は
注意をして、またはドクターと相談して行うのが
良いと言えます。


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