第42回
カカトから着いていますか?

歩いている時、カカトから着いていますか?
自分の足が地面に着く瞬間を想像してみてください。
あるいは今日、これから歩く時に気をつけてみましょう。
カカトから着いているか、
それとも足のウラ全体が同時にドサッと着いていないか、
もしかしたらつま先から着いている人(?)、
足全体をズルズルと擦っている人もいるでしょう。

本来、歩く時はカカトから着いて
足のウラを使って地面をけり、
また次の一歩へ進んでいきます。
けれど日頃のクセや筋力の低下によってバランスが崩れてくると
体に備わった自然の歩き方ができなくなってきます。

カカトから着くためには
つま先をヒョイと持ち上げるための
スネの筋肉と足首の柔軟性が必要ですし、
それにもまして、
脚全体を一歩前に出す力を股関節から発動する必要があります。

今、整形外科の病院の待合室は
股関節になんらかの障害を抱えて来る高齢の人が
後をたたないといいます。
上半身を支えている大切な関節だけに、
一度壊してしまうとその後の生活に大きな影響がでるのは
言わずもがな!ですね。

美しく歩くのも、
年齢があがっても自らの力で動けるのも、
準備をするのに遅すぎることはありません。
ではどんな準備をすればよいのか。
それにはまず仕組みからはいってみましょう。


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