第72回
つみかさね!

こどもの頃に運動で得た骨の頑丈さや軟骨の厚みは
大人になってからも関節や骨のケガの防止に
役立ってくれます。

骨が強くなるには成長段階でのタイミングと
物理的な刺激を与えることがポイントになってきます。

ある大学の陸上部。(入るには難しい〜といわれている)
一時期、100メートルの種目で10秒台が
4人もいた時期があったそうです。
「これはスゴイ!」という事になったのですが、
大会では予選から決勝まで走りきらなくてはなりません。
走る頻度が上がるにつれて、
み〜んな肉離れ・疲労骨折をおこしてしまったとのことでした。

タイム的には早く走れても、
決勝まで持ちこたえられるからだがなければ
勝ち進むことはできません。
原因は、一番の成長期に
机に向かっている時間が長かったからだとか。

ケガをしない為には
こどもの頃からの運動量が大切です。
この頃の積み重ねが“負けないからだ”の
基本を作ってくれるのですね。

からだを動かすと
人間の本来の力をも覚醒させてくれます。
運動とからだの発育・発達は
切っても切れないものなのですね。


←前回記事へ 2002年12月12日(木) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ