第82回
いきつくところは・・

「世界の長寿村ベスト10」
という番組を興味深く見ました。
そこに私たちのいきつくべき姿を
見た思いがしたからです。

1位はてっきり長野県のどこかの村だろうなぁ
と思っていましたが、
トップはトルコのタットワン村というところ。
人口約2,000人中、
18人が100歳以上というのは驚きです。
2位はイタリアのアルツァーナ村で
3位は中国の平安村という結果でした。
平安村の100歳以上8人の血管年齢を測ってみると、
平均が69歳なみというのもスゴイですし、
世界はまだまだ広いなぁと感じました。

これらの村にそろっていえる特徴は、
ミネラルやカルシウムが豊富な水と
マイナスイオンがいっぱいの空気。
そしてその地方に古くから伝わる野菜や乳製品が
食事の中心である事。
そして最終的にいえることは、
やはり人間として必要な身体活動が日々行われている、
という事でしょか。

映像からは100歳以上のお年よりが
急な角度の石段を四つん這いでヒョイヒョイと上る、
大きな釜で畑の草を刈る、
顔と同じくらいのサイズのどんぶりで
お粥と野菜の炒め物をモリモリと食べる姿をとらえていました。
私たちが不便と感じる生活も
これらの村ではごくあたり前の日常なのですね。

食べたら動いて消費して、そしてまた食べる。
この繰り返しでからだは活性化されて、
新しい活力を貯えてくれるのです。
今週末から冬休み。
このことを頭のかたすみにおいて、
初出社の時にスーツやスカートが
苦しく感じることがありませんように・・・。


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