第99回
手始め可能な玄米たち

いざ玄米食を試してみたいと思っても、
とっかかりにくさがあるのも事実。
専用モードが付いているお釜があれば
それは一番ラクラクです。
けれど普通のお釜でも1.5〜2倍のお水を入れたり、
土鍋や厚手の鍋の使い方を工夫したりする事で
炊き上げる事は可能です。

また、自然食品店に行くと
一人前分がパックに入った玄米ご飯や
レトルトパックに入った玄米のお粥が
¥200〜300で購入できます。
その他にも真空パックされたお餅、うどん、
おせんべい、かりんとう(塩味)、パン、
クッキー、キャンディ、おやつセット、水飴、
玄米から作られたミルク味の飲み物、甘酒まで
玄米から作られた物がたくさんあります。
これには私も驚きました。
と同時に世の中にはこうして取り組んでいる方々が
いるのだと新しい発見でもありましたね。
興味の目を幅広く持たなければ
見えるものも見えないと痛感しました。
けれどそのおかげで私も玄米専用オヤツ袋を持参して、
お腹がすいた時、教室や運動する前にそれを食べて
すきっ腹をうめることができるようになりました。

私が玄米菜食に興味を覚えたのは、
30年近く食事療法を続けてきている知人が
玄米について色々と教えてくれた事が始まりでした。
「玄米にふくまれるフィチン酸という物質が、
体内に入った添加物や農薬などを吸収して排出する力がある」
と聞いて、俄然興味が湧いてきたのです。

それからはまず手始めとして一日一回の玄米食と、
玄米胚芽というキナコのような粉末をココアと一緒に
牛乳にといたものを毎朝飲んでいましたが、
副食や間食は従来のまま何でも有りでした。

玄米菜食の話を初めて聞いてから約1年。
やっと本格的に取り組む気になった私です。


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