第100回
“好き”が源

これまであたり前のようにからだを動かし、
汗をかき、そこで仲間もできて、
趣味として、また幸いなことに仕事として
運動に携わってくる事ができました。
私自身、心もからだも
運動で支えられてきたといってもいいくらいです。
しかしこのあたり前、
いつまで続けられるだろうかと考えることも少なくないのですが、
そんな私の思いとは逆に“不老の・永久の”といわれる
“エイジレス”が今とても話題です。
いくつになっても精神的・身体的に
“その時”を充実した日々にすることへの前向きな取り組みや、
“好きな事”に対してとにかく一生懸命である姿に
私自身が元気づけられています。

それにはどんなものがあるのかというと、
まず発想の転換です。
「物忘れ=物忘れ力がついた」
「ぼける=ぼけるほどの力が身についた」
という、マイナス条件をすべて逆手にとる技術。
今までになかった“未知の力”をとらえる事で、
それを“力”の備わりと発想する。

そして何よりのポイントは、
好きなことをやり続けたいという思いでしょうね。
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんの父上、
敬三さんは今年99歳。
とにかくスキー大好き人間。
スキーの為に自らあみだした健康法で
体力を維持する運動をしたり、
シワが増えないように顔の体操をしたり、
特性ドリンクで白髪にならない工夫をして
それを毎日続けているのですから、
女性顔まけの取り組みです。

“好き”を力に。
私たちは気持ちがあって
はじめてそれが行動となっていくもの。
健康のための健康法ではなく、
好きなことをいつまでもやり続けるために健康を求めていく。
そんな心持ちが、常に元気を与えてくれるように思いました。


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