第115回
ゆがみ度チェック その1

私たちのからだは様々な方向に動くことができますが、
基本になっているのは、前後と左右、そして回旋です。
これらの方向に動くそれぞれのからだの軸をベースに、
自分のからだがどの方向なら動きやすいか、
または動きづらさを感じるかで
ゆがみの傾向を知る事が可能になってきます。

今日はチェック方法「その1」としてご紹介しますので、
ぜひ試してみてください。
自分のからだに新たな気付きがあるかもしれませんよ!

1.前後チェック(前屈・後屈)
 ・前屈=立った状態から背中を丸めながら、
  ゆっくりとからだを前屈させて手の指を床に近づけます。
  (膝が曲がらないようにしましょう)
  いけるところまで倒したらその位置を覚えておきます。

 ・後屈=両手をそれぞれの腰にあてて、
  背中全体をそるようにしてできるところまで倒してみましょう。
  (これも膝が曲がらないように)
  その時、目線に入ったものを目安にしておくと良いでしょう。

最後にこの前後の動作からわかるからだの傾向を確認します。

*前屈動作がしやすかったあなた
・腕や膝が前に出ていてアゴが上がり気味になる
・背中がピンと伸びていて、一見姿勢良く見える
・前腕、ふくらはぎが細い
・つま先に重心がある
・行動よりもまず頭で考えるタイプ

*後屈動作がしやすかったあなた
・腕が前に出ていてアゴが引き気味、また歩く時に下を向きがち
・体型は全体的に丸みをおびている、または太りやすい
・頭が小さい
・カカトに重心がある
・受身で内向的
・寝起きが悪い
・耳鳴りがしやすい

どうですか?全部あてはまらないにしても、
思いあたるふしはあるのではないでしょうか?
興味深いのはからだだけではなく、
思考や精神面にも影響を与えてくるということ。
まさに“からだは一つのつながり”ですね!


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