第118回
甘い誘惑

今日は知る人ぞ知るバレンタインデー。
今週、チョコレートを仕入れに
デパ地下の人ごみの中をかき分けた方も少なくないのでは?

今でこそ大盛り上がり大会になっていますが、
今から45年前の1958年に、
あるメーカーがデパートで「バレンタインセール」
と銘打って売り出した頃は、
3日間で売れたのはなんと30円の板チョコがたったの5枚!
時代の変化とともに、
まさにイベントデーの横綱級に昇格しましたね。

こうして書いている私もチョコレートが大好き人。
コンスタントに運動をしているのをいい事に、
からだを動かす前には必ずと言っていいほど
チョコレートをほおばっていました。
現に、チョコレートに含まれるカカオには
集中力や記憶力などの
精神面をサポートする効果が報告されていたり、
動脈硬化や血圧上昇をおさえたりと良いことづくめ。
こんな話を聞けば、
自分の嗜好はあながち間違ってはいないのだ!
と、正当化していた部分が多大にありました、
“チョコレートが苦しい練習を乗り越えさせてくれる”
という呪縛に取り付かれていた・・と気付くまでは。

玄米菜食をキッカケに、
チョコレートや砂糖を遠ざけた日々が1ヶ月経過した現在、
あきらかに体調の変化を感じてきている私は、
自分がチョコレート依存症ではなかったかと思うほどです。
効果を明確に感じたかった私は、
ビタミンCやアミノ酸、クエン酸など
練習前に飲んでいたサプリメントを一切止めました。

練習がやりとおせるか、
終わった後、疲労困憊になりはしないか
という思いがありましたが、不思議です。
疲れないし、回復が早い。
すごい。食べ物を変えるだけでこんなにも違うものかと
日々驚きの連続です。

なにもチョコレートを悪者にしているわけではありません。
今でも私の愛しい存在ではありますが、
すべてにおいて、飲みすぎ、やりすぎがいけないように、
チョコレートも食べ過ぎてはいけない。
限度というものを見極めながら
付き合っていかないといけませんね。
今日、幸いにも(?)たくさん頂いた方、
お近くの方にその幸せを分けてあげてはいかがですか。

次回は骨盤と精神的なつながりについてとりあげてみましょう。


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