第138回
動きのコツ

ただやみくもにからだを動かすよりも、
そこに意味を感じながら行うと、
同じ1回でも“意味のある一回”に変身します。
それを繰り返していけば、
徐々にからだが変化していく様子を
いち早く体感できます。

まず大切なのは呼吸です。
筋肉は、息を吐いた時にダラ〜ンとゆるんでくるので、
そのタイミングをみはからいながら
吸う、吐く、を繰り返します。
特にウエストをねじる動きの時には
オヘソを背骨にグーッと近づけて、
そこからもう一歩さらに
お腹の深いところを感じる意識で、
「脂肪よ、絞り出ておしまい〜」という気持ちで行う、
または「キュ!と引き締ったウエストになった!」と、
思い込みながら、呼吸を深いところから吐き出すと
効果的テキメンです。
これは想念の世界になってしまうのですが、
この思い込みこそが大切なのです。

次に痛みを感じないこと。
“痛(イタ)気持ちいい〜”とは
これまでも良く言っておりましたが、
この“痛快点”こそが
良くからだが伸びてくるところなのです。
さらに、決して痛いと感じる方向へは
無理に動かさないのがお約束。
たとえばあお向けになって両膝を立てます。
両膝をあわせて右の方向にたおすと、
左のウエスト部分や股関節がツッパッて痛かったら、
もう右にはしばらく倒さずに、
左の方向に、ゆっくり倒して“ストン”と脱力、
を4〜5回行ってみましょう。
それからやりづらい方にもう一度トライ!
きっとこわばりがとれているはずですよ。

最後はやっぱりリラックス。
せっかく伸ばそうそしているのに、
筋肉がガチガチなままでは緊張がとけずに
からだが反発したままになってしまいます。
心がユッタリするような音楽を聞きながらできれば
きっとからだもゆるんでくるはず。
そうなれば、もうこっちのものですね。


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