第182回
背中で押す!B

さて今日は背中を意識した動きの1回5分編後半です。
強度変換の仕方もご紹介しますので、
物足りない方は次のステージへ進んでみてください。

B:背中で床を押して腹筋を感じてみましょう。
逆さ腕立て伏せをイメージします。

1.あお向けに寝て両膝を立てます。

2.両腕の肘を曲げて、手の平は天井に向けます。
  親指がちょうど脇の下へくるところからスタート。

3.息を吸って吐きながら両手を天井へ向かって伸ばします。
  そして吸いながらもとにもどします。
  ゆっくり10回繰り返してみましょう。

<ポイント>
・見えない空気を手の平で押し上げるようにイメージします。
・背中、お腹(オヘソの裏側)を床にグッと
 押し付ける意識で行います。

<強度変換> 慣れてきたら・・・
その1:両膝を胸の方に持ちあげた状態で3の動作を行う。

その2:上記の状態から脚(スネ)をクロスさせて
    膝を天井に向かって少し伸ばした状態で行う。

その3:両足を伸ばした状態で床から
     5センチほど浮かせた状態で行う。

その4:“その1”から“その3”まで、両手に重りを持って行う。
(水入りペットボトルなど)

という具合です。その3はかなり強度が高いので
腰に心配のある方は避けた方が良いでしょう。
けれど、その1・2であれば
脚が上に持ち上がる事で腹筋の意識ができてくるので
日頃猫背やお腹のゆるみが気なっている方には効いてきますよ。

床に寝た状態で行うこの動きは
脱力しきったお腹を“引きあげる意識”をするのに最適です。
引き上げの感覚が得られると
背すじをシャン!とさせる事がどういうことなのか、
からだの内側からとらえることができます。
そうすればその下にある下腹も
上へ上へと吊り上げるようになって
お腹も少しずつへこんでいきます。
姿勢は背中の意識が不可欠。
1日5分だけの背骨集中ケア、ぜひお試しを。
明日はスローに動いて体型改善?!
太極拳やヨーガなど、
ゆっくり動くことのメリットについてお届け致します。


←前回記事へ 2003年5月15日(木) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ