第184回
横と後ろにあって、前に無いもの?

これまでも何度か肩こりについて取り上げてきました。
慢性な肩こりは首から上の存在抜きにはありえませんので
今日は密接な関係にある首、
しかもそこに存在する筋肉について
考えていきましょう。

最近はテレビのコマーシャルなどでも
具体的な筋肉の名前がでてくるようになったので
ご存知の方も多いと思いますが、
肩こりで一番ダメージを受けているのは
“僧帽筋”です。
これは頭を支えるのに一番重要な役目を担っていて
姿勢が悪いと首から上の重量ほとんどを
僧帽筋が受けることになってしまいます。
これが慢性的な疲労状態、つまり肩こりとなって
不快な症状を生み出す一つの要因になっています。

頭を直接支えている首には横と後ろに筋肉があります。
横にあるのは“胸鎖乳突筋”
と言って横を向く、
あるいは頭を横に傾ける時に使われます。
後ろにも頭半棘筋や頭板状筋などが存在しています。
横や後ろに筋肉があるのなら前にもありそうなものですが
なんと首の前には筋肉がありません。
ですから首をむやみに後ろへ倒したり、
斜め後ろに反らしたりすると
頚椎がヘルニアを起こしたり
変形したりする恐れがあります。
これで首をグルグルとまわしたり、
後ろに反ったりする事は
首によくない動きであることはわかりますよね。

肩こりを感じた時はぜひ
首の後ろや横を伸ばす事を忘れずに。
ものたりなかったら頭に手をかけて
息を吐きながら少しテンションをかけてあげると
首がスッキリしてきますよ。

さて明日は膝について。
よく「靭帯を切っちゃって・・・」と聞きますが
この靭帯とはどんなもので、またどんな働きで
私たちのからだを支えてくれているのかを
考えていきましょう。


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