インド・ビジネスの勘所  土肥 克彦

日本でインドやバングラデシュなどの国に向けたビジネスを行う
土肥克彦さんのインド・ビジネス成功のための小話集

第2回
インド・ビジネスに携わってきて良かったこと

私は、1996年に仕事ではじめてインドと接して以来、
インドの魅力、可能性に感じ、
2004年に現在の会社を立ち上げるに至りました。
以来、インド人やインドビジネスに携わってきています。

インド人は会う人会う人皆、
「明日は今日より必ず良くなる」と信じていました。
こういう人と毎日接していると、私も自然と将来に希望を持ち、
明るく、仕事にも前向きに取り組む気持ちにさせてくれました。

以前、あるインド系企業にお勤めの
日本人とお会いする機会がありました。
その人は、70年代初めからインド企業にお勤めの方です。
その方は、もう70歳を超えた方ですが、
まだ求められて仕事をしています。
そして、今後個人でも
インド関連のビジネスを立ち上げる希望も持っておられます。
やっぱり、伸びてる市場に身をおくということは、
精神も元気にさせてくれますね。

インド人は、外国の人や国内の人という区分は全くなく、
誰でも普通に接していることに気づかされます。
彼らにはグローバル化という言葉は、もとからないようです。
そういう感覚に私も完全に慣らされ、
いつしか外国人に対して何の心理的障壁もなくなりました。

今年の春に、初めてタイやカンボジアのIT企業を探して
コンタクトする機会がありました。
また、バングラデシュや中東の会社に
コンタクトする機会はよくあります。
グローバル化と言うのは、
個々人の心の中の国境がなくなることですね。

7年前今の会社を作った時、インドと言っても、
ほとんどよく知られてない状態でした。
それが、今のこの変わり様は、大変なものです。

特に今年に入って、変化が加速してるように感じます。
インドは今後、さらに「来る」のは、もう間違いないでしょうね。

これから、ひとりでも多くの人が、
この将来に明るい市場に身をおくことで、
日本の将来もきっと明るいものになると思っています。


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2011年9月1日(木)

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