第57回
中国ブームをインドに当てはめると...
ついに、というべきか、
私のかつての同僚や、旧友から
インド赴任の挨拶状が届くようになってきました。
インド赴任の連絡は、
今年の年賀状の中にもありました。
この状況は、今後起きるであろう
インドへ向かう大きな人の流れの序章となることでしょう。
思い起こせば、
ユニクロの活躍などで火がついた中国ブームのころの2001年、
大学の同窓会がありました。
私は機械工学科卒で、同窓生は120名でしたが、
その内20名弱の欠席理由が中国赴任中というものでした。
「えっ、そんな状況になってるのか」
と思ったものでした。
インドの経済が自由化されたのは、
中国の改革開放から13年後でした。
そうすると、上記2001年の中国の状況と同じ事が、
インドでは2014年にその状況になってる可能性がありますね。
今から、わずか2年後です。
2001年の2年前ごろは、
私は製鉄会社で中国のお客さんの仕事をしていていました。
それで、ほぼ毎月中国(上海)に出張していました。
その時は、3年後にそんな中国進出ブームが来るとは
全く思ってませんでした。
1998年と言うと、当時住んでた千葉にユニクロができて、
妻から「なんかこのお店安いらしいよ」と聞いて、
その存在を初めて知った頃でした。
今後インド進出で大成功した日本企業の事例も
出てくるでしょうから、その後一斉に...、
ということになるんじゃないかと予想しています。
それは、ちょうど2年後くらいのことでしょう。
今インドへの赴任を命じられた人のなかには、
インドでの生活のインフラが十分でないことから、
あまりうれしく思っていない人も多いようです。
これからは、インドにいる日本人に向けた
各種サービスを行う事業者も増えていくことでしょう。
また、この調子であと数年すると、
日本人のインド専門家もかなり増えそうですね。
私自身のキャリアも、
進化しておかないといけないでしょうね。
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