第69回
休日の仕事
インド人に仕事を頼む場合、
大事なことは納期管理と早いレスポンスです。
インド人は金儲けが好きですから、
基本的に仕事が好きで、よく仕事をします。
今回、休日の有効活用について考えます。
インド人は休日に仕事もよくします。
そのため私は、土日であっても業務連絡することはよくあります。
基本はメールですが、土日であってもほぼ返事は来ます。
土日のコミュ二ケーションには、
平日よりフランクな感じで話ができるメリットもあります。
また私は、長期的な仕事や遅れがある仕事には、
特に土曜日の朝に進捗チェックすることがよくあります。
そうするとインド側からの土日の返事で多いパターンは、
概況の回答のみで、詳しくは月曜日に連絡するというものです。
この回答は、実は進捗がよくない場合は、土日に頑張って
月曜日には形を整えるということを暗に意味しています。
またインド人には早いレスポンスを常に言っている手前、
逆にこちら側に土日に問いかけがあった場合には、
休日であっても、できるだけすぐに答えてあげるべきでしょう。
率先垂範しないと、逆のケースで早いレスポンスを要求するのに
説得力がなくなりますから。
土日の仕事は、インド人よりも
むしろ日本人の方に抵抗感が大きいように思います。
ここは我々の意識も少し変えていきましょう。
話のついでに、インドの祝日について簡単に記しておきます。
多宗教の国インドでは、
各宗教ごとに様々な祝日やお祭りがあります。
一方法律で全国的に一律の祝日というものは、
(1)共和国記念日(1月26日)、(2) 独立記念日(8月15日)、
そして(3)ガンディー生誕日(10月2日)のわずか3日です。
インドでは、州ごとに、
そして宗教ごとに決められる祝祭日が中心なのです。
インドの法律では、
年間の日曜日52日とナショナルホリデー3日に加え
企業や州が自主的に設定できる7日を
最低限休日とするように規定されています。 |