第96回
自信を持って笑わせて下さい
ジョークについてこれまで、
日本人はアメリカ人などと比べて得意でなく、
まじめだと言われてきました。
しかし、日本人のグローバル化も進んできており、
笑わせるカルチャーも育ってきてるように思います。
一方この点で、インド人は比較的自分を抑えてることもあり、
ジョークは頻繁に用いません。
インド人は、上司や権威には従っておけという意識があり、
上司の指示通りこなすだけで、笑わせようなどとはしません。
ですので、普段仕事の話をしている中で、
笑いが起きる事はそうありません。
こうした点は、アメリカ人や南米の陽気な感じとは違います。
こうした状況ですから、インド人との付き合いの中で
日本人は、笑いで結構リーダーシップが取れると思います。
日本人とインド人との会話の中では、
笑いは最初なかなか生まれません。
しかし、日本人は自信を持って笑わせて良いと思います。
インド人の側も、
実はジョークを言い合えるような関係を望んでいるのです。
私は、インド人と話をするとき、
極力オフラインの話を入れるように心がけています。
そして、少し進むと、ジョークを言うようにしています。
私がよく使うのは、私の場合インド関連のビジネスをして
生計を立てているので、
インドのおかげで毎日のごはんを食べさせてもらっているとか、
インドのお役所仕事だったり、
エアインディアでのトラブルの話なんかが、
よくうける話題です。
インド人とジョークを言い合い、
笑い会えるような関係になれば、
お互いの距離はぐっと縮まり、
以後のビジネスにも好影響をもたらすでしょう。
インド人の側は日本側との距離を縮めたいと思っていますので、
レベルの高いジョークでなくても笑ってくれます。
ですので、億劫にならず、どんどん笑わせるようにしていけば
きっと良い関係になるでしょう。
またこれと同じ意味で、
お互いの家族を紹介し合ったりするのことも、
お互いの距離を縮める良い方法となります。
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