目標は「中金」持ち!

第84回
税金を支払う前のお金を使えれば効率がよい その2

大会社になると、交際費を一万円使うと
五千円ほど税金がかかってくるから、
飲食税や消費税も加えると大変な負担になる。

それでも交際費が計上されているのは、
会社のお金が社長個人のものでないことと、
やっばり全くの無愛想では
商売がしにくいという現実があるのであろう。

そういった意味では、
大会社に勤めるサラリーマンほど
中金持ちへの道が遠いことがわかる。

社長や重役なら交際費をあるていど会社に負担してもらえるが、
何もかも会社持ちというわけにはいかない。
そういう人たちが「使える百万円」を捻出するためには、
二百万円も稼がなければならない勘定になるから、
大会社の社長になって、
「社長の年収はいくら」といった高額所得者名簿にのっても、
実収は哀れなほど少なくなってしまう。

大会社の社長を含めて、
天下のサラリーマンは累進税法の犠牲者であると
言っても決して過言ではないのである。

その点、会社のふところが
そのまま自分のふところになっている中小企業の社長さんが、
一番恵まれている。

自分のサラリーを少なくしておけば、
その分税金は低くなる。
代わりに家族を一人残らず使用人にする。
会社がお金を儲けても、
ボーナスや配当金は一切支払わないことにして、
儲けが出る前に必要経費として
お金を使ってしまうことである。
そういう立場にいる人が、
いまの日本の税法のもとでは一番の賢者であるということになる。





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2014年5月23日(金)

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