目標は「中金」持ち!

第90回
決められた期日にお金を払い込まねば信用が得られない その2

また毎月、定期的に預金をする訓練をしている人は、
お金のやりくりのできる人だから、
銀行から借金をした場合でも、
毎月の収入や支出の中からやりくりをして
一定の金額を銀行に返すことのできる人である。

銀行からの借金は、
住宅ローンの元利返済を見てもわかるように、
長期にわたって毎月少しずつ返済することになっている。
商売のための設備資金は、
住宅ローンのように十五年とか
二十年というわけにはいかないけれども、
それでも五年とか七年に分割して返済することになっている。

積立貯金と元利の返済はよく似ているから、
毎月きちんきちんと積立てのできる人は、
銀行から見ると、借金の返済もできる人なのである。

だから、将来、独立して事業をやる野心のある人なら、
サラリーマンをやっているときから
積立貯金をやってみることである。
意志の弱いのを抑え込んで、
二年でも三年でもこれができれば、
それが習慣となって、
あとはお金のやりくりが自然にできていくものである。

以上、四つの条件をうまく自分のものにすることができれば、
あとは自分の好みと偶然選んだ仕事の周囲で、
自分に納得のできる仕事を選べばよい。

ただし、そうは言っても、
サラリーマンをやっている人が社会全体の絶対多数だから、
誰でもすぐにでもサラリーマンをやめて
月収百万円への道を歩めるわけではない。

また、それがしあわせになる唯一の道ということでもない。
しあわせはお金とかかわりはあるけれども、
お金と比例するものではないからである。





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2014年6月6日(金)

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