目標は「中金」持ち!

第98回
ピンチから立ち直るために努力したことが次の活路を開く

ピンチにおちいるときは誰しも無我夢中だから
冷静でおられるわけもないが、
どんな場合でも、ピンチにはそれなりの法則が支配している。
いまから十四、五年前、
私は「ピンチをチャンスに変える法」という一文を書いて、
そのなかで「ピンチの法則」にふれたことがある。

あの時代に比べると、
いまのピンチはいっそう大型化したが、
ピンチの生態そのものにいまも昔も大して変りはない。
私に言わせると、
(一)ピンチというものは人生のリズムみたいなものであるから、
周期的に必ずやってくる。
用心して予防策を講じていても、避けることができない。
(二)ピンチにおちいるときは、
身辺に起こることがいずれもマイナスに働くから、
八方ふさがりの感じになる。
(三)ピンチにおちいると、
奈落の底にでも落ちるような不安に襲われるが、
それは心理的なものにすぎず、
必ずどこかで底に足がとどく。
ただし、必ず一定の時間の経過を要する。
(四)ピンチの折り返し点は、
恐怖におちいって想像したよりもかなり上のところにある。
つまり、人間は自分の考えたところまでは
なかなか落ち込まないものなのだ。
(五)ピンチから這い上がるきっかけは、
ピンチにおちいる前に考えていたようなところからは
生まれてこない。
苦しみに鍛えられ、それが薬になって
はじめて次の対策が生まれてくるものなのである。





←前回記事へ

2014年6月25日(水)

次回記事へ→
中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」

ホーム
最新記事へ