目標は「中金」持ち!

第125回
子供にまとまったお金を与えれば計画性が養成される その2

実際、そうなると子供はちゃんと一年間、
食い延ばせる工夫をする。
親から仕送りがきたときは、
一年分だから子供にとってはかなりの金額である。

だからといって無計画にどんどん使ってしまえば、
外国で一人路頭に迷ってしまうことになる。
親からは「どう使おうと自由だけど、
途中でなくなっても知らないよ」と言われているので、
あらかじめ、一か月に大体このくらい、
と自分でコントロールしながら使わなければならない。
自然に、計画的にお金を使うことを覚えるわけである。

実際こんなことがあった。
アメリカにいるはずの息子からある日突然、
「いまパリを旅行しています」という手紙がきた。
そんな余分なお金をあげた覚えはなかったので、
「お金はどうしたの?」と聞くと、
「どうしてもパリに行きたかったので、
一年分の生活費の中でやりくりし、
旅行費用をためたんです」という答えであった。
それを聞いた私は、親が教えるよりも、
自分で覚えさせるに限るなあ、と思ったものである。





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2014年8月29日(金)

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