目標は「中金」持ち!

第140回
商売や投資を研究するための海外旅行も面白い その2

行ったことのある町でも、しばらくして行くと、
すっかり変わっているところがたくさんある。
昔行った温泉宿がどうなったか、繊維や造船の町はどうなったか、
陶器や刃物の町はどうなったか、久しぶりに行ってみると、
隔世の感がある。
産業界の隆替はあッという間に起こってしまうのである。

日本国内でさえそうなのだから、
経済成長期に突入した中国や東南アジアはなおさらのことである。
北京や上海は半年か一年経って行くと、高速道路ができたり、
地下鉄が開通したり、あるいは新しいホテルや
デパートが建ったりして、様相が一変している。

私は自動車に乗って町から町へと
一日がかりで走りまわることがあるが、上海の周辺だとか、
広州の周辺などは違う町に来てしまったのではないかと
わが目を疑いたくなるほどである。

活気あふれたそうした新興地帯と、
妙に落ち着き払った東京の町を比べてみると、
自分の生き方はこれでいいのだろうかと改めて考えさせられる。
それくらい世の中は大きく変わっているのである。

こうしたことを見定めるためには、
自分で動きまわるよりほかない。
ロマンチックな旅も悪くはないが、
仕事はどう変えたらよいのか、
お金はどこに投じた方がいいのか、を
研究する旅もそれなりに面白いものである。

いずれもお金のかかることであるが、
お金の儲からないときは焦らずにお金を使うことである。

お金は痛いと感ずるときに使う方がずっと印象に残るし、
お金の値打ちも身にしみてよくわかる。
そういうお金の使い方をすれば、
この次お金が儲かったときは無駄遣いをしないようになる。

使っても痛くないときにお金をしっかり貯め込み、
儲かりにくいときに痛いお金を使えば、
お金の大切さがよくわかって自然に
お金を大事にするようになるものである。





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2014年10月17日(金)

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