目標は「中金」持ち!

第141回
自分の方からお手伝いさんや看護人を探しに行く時代

企業にしても、凄み分けが必要になって
日本で生産しても採算にのらない業種はドンドン外国に移るが、
人間だって日本に住むよりも
もっと快適に老後の人生が送れるところがあれば、
それが外国であっても、そこへ移り住んで
何の不思議もないのである。

もちろん、企業の海外移転が先行するだろうが、
そのうちに、人間の大移転が起こるだろうことも
充分予想のできることなのである。

私の知っている人に、葬儀委員長を務めることを
趣味にしている人がいる。
それだけ顔役だということになるし、
新聞に広告の出るときは葬儀委員長の名前も出るから、
不謹慎とはいえ、悪い気持ちはしない。

どこの家でもオヤジの死んだときは
あの人に頼めばよいと思っているから、
一年で六十回くらい葬儀があるそうである。
平均して週に一回、時には二回ということにもなる。
しかし、実際にやってみると、
葬儀にもシーズンがあって、
交通事故などの場合は別だが、
人が死ぬのは12月から2月までの寒い季節に集中している。

秋から冬にかけての季節の変わり目だとか、
急に寒くなって風邪をひいたり、
それが原因で持病がぶりかえしたりすると、人はよく死ぬ。

年に六十回というけれども、
その三分の二は冬の三か月に集中しているので、
時とすると、かけ持ちで
葬儀委員長を務めることもあるそうである。

してみると、年寄りは寒さに弱いことがわかり、
長生きをしたかったら、
北国の老人ホームに入ったりするのは不適当だということになる。
沖縄へ行くと長寿村があり、
沖縄に長寿者が多いことがわかるが、日本国内だけで言えば、
定年退職後、ぷらぷらして生きるためなら
居を沖縄に定めた方がいいかもしれない。

ただ最近は何も日本国内だけで物を考える必要はないし、
沖縄よりももっと有利な条件をそなえたところは
東南アジアにいくらでもあるから、
定年後に落ち着くところは、
若いうちからあちこち歩きまわって、
「ここがいい」と見定めておく方がいいような気もする。

そういった候補地にあげられるのは、
中国・広西省の南寧もそのーつだが、
フィリピンのセブ島とか、インドネシアのバリ島だとか、
タイのチェンマイなどが考えられる。
いずれも所得の低いところだから、物価は安いし、
人間は素朴で親切だし、食料は豊富で、
自分で料理ができれば快適な生活ができる。

タイでは、日本の年金支給証明書があって、
タイで就職をしないという誓約書に署名をすると
一年間の在留許可書をもらえるそうである。
日本の年金だけでタイの田舎に行ったら、
大名並みの生活ができるということだろう。





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2014年10月20日(月)

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