伏見緑さんが語る「あなたの知らないドイツ」

第181回
アジアらしさ…

2007年の大晦日になりました。
冬のクリスマス休みと夏休みと
この2つの大きな休暇に飲み込まれるようにして、
1年があっという間に過ぎていきます。

まずは、これまでに頂戴いたしました
読者の皆様からのメールに心からお礼申し上げます。
視界の広げ方や視線の向け方については、
相変わらず、毎日手探り、試行錯誤です。
私が知らないドイツを探している間に、
日本やアジアもまた、刻々と変わっていること、
私が知るべき世界がまだまだあること、
いただいたメールから教えられています。
本当にどうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2008年はアジアの時代とのこと。
アジアらしい自信に満ちた
「お時間リッチ」さんや「お金リッチ」さんが
続々、誕生する時代になるのでしょう。
そして、「アジアらしさ」を
欧米など他地域に上手にアピールする時代が
いよいよ、やって来るのだなと思うのです。

敬意を捧げるべき「アジアならではの良さ」が
アジアにはたくさんあることを
欧州人は既によく知っています。
欧州人が「欧州らしさ」を誇りにしているように、
アジア人も「アジアらしさ」を上手に誇りにすることを
とても期待しているようにも見えます。

その反面、西洋風の持ち物を
何故かどんどん買ってしまうアジア人の気持ち…、
彼らはそれも実によく知っています。
欧州人の大半は、アジア人には信じられぬほどの
節約・倹約のケチケチ生活なのですが。
最近、欧州品のポスターをアジアで見ると、
え?スーパーで売っている、いつもの商品が!?と
ますます拍車が掛かった豪華な雰囲気にびっくり仰天!
う〜ん、宣伝ってすごいな、
アジア人心理を実によく研究しているな、と感心します。

来る年には、「アジアらしい良さ」、
アジアっていいな…と
欧州の一般人の目に素直に映るのは何だろう、
その視点をより多く加えながらお伝えしようと思います。
皆様、どうか良い新年をお迎えください。


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2007年12月31日(月)

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