伏見緑さんが語る「あなたの知らないドイツ」

第221回
JUDOも人気です

遠いアジアの果てにある日本になんて
行ったことが無い、という人でさえ、
「相撲(SOUMOU)」のことは良く知っています。
土俵際で観戦するなんて夢のまた夢…。
「でも、TVでなら毎場所、見逃さないよ!」
と言う人、ちゃんと居ます。

そして、「柔道」もドイツ人に馴染み深いスポーツです。
JUDOと書いて、「ユウドォ」と呼びます。
これは、男女の別無く、
大人や子ども向けのクラブが町や学校単位であります。
「うちの子は、学校帰りにスポーツクラブに行っているの」
「いやぁ、毎週水曜日はスポーツをする日でね」
と聞けば、そのスポーツとは、
まず、「サッカー」か「ユウドゥ」。
あるいはその2つとも、です。

ドイツ柔道の帯の色は、とてもカラフル。
「うちの子、今度、黄色帯になったの!」
という具合に聞くので、
上達度によって、帯色が決まるのでしょう。
黄色の他には、オレンジあり、緑あり…
上達するほど色がだんだん濃くなるそうです。

しかし、「野球」については、日本とずいぶん様子が違います。
愛好家によるクラブがありますけれど、
一般には、そう馴染み深いスポーツではない様子。
日本やアメリカでのように、
TVで試合が盛んに放映されているかというと、
全くそうではありません。
どちらかというとサッカー、そして水球やハンドボール、
バスケットボール、アイスホッケーなどがこれに代わります。

地元ご贔屓のサッカー・チームに相当する
野球球団がまず見当たりません。
「野球って一体、どんなスポーツですか?」、
「私は、野球のルールを知りません」、
「野球で使うバットやボール、グローブを
実際に見たことがありません」という人が多いです。

これも、お国柄の違いでしょうか。
ここでは、土俵やリングの上で1対1で対決するスポーツか、
フィールドいっぱいに広がった全メンバーが
相手チームに一斉に立ち向かい、
激しく対戦するスポーツに人気があるようです。


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2008年4月2日(水)

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