伏見緑さんが語る「あなたの知らないドイツ」

第222回
「4」はラッキーナンバー

今日は、4月の4日ですね。
ドイツでは、カレンダーを見て
「おお、今日は4月4日じゃないの!」と
何だか嬉しくて、ニコニコしてしまうような日です。

アジアでは、何かと避けられてしまう数字の「4」。
「所変れば、意味変わる」です。
しかも、その意味は180度の大逆転!
ここでは、皆が積極的に選びたくなる、
スペシャル・ラッキーナンバーです。

欧州では、数字の「4」は、
神聖な「十文字」を象徴しています。
「1つの面を4つに均等に分ける」、
つまり「面を十文字に4分割する」というのは、
「非常に安定している」という意味を持つそうです。
「(非常に安定しているので)大変強い」、
「(非常に安定していて大変強いから、私を)守ってくれる」
ひいては、「幸運に恵まれる」という意味になる次第。

日本なら、例えば、
末広がりを慶ぶ数字の「八」の感覚と同様に、
自然に「4」を選びたくなるのが人情というもの。
4つ葉のクローバーが幸運のお守りになる理由も、
この数字がラッキーである由来の延長上にありそうです。

「4」は、マイカーのナンバープレートに
たくさん並べたくなる数字のひとつでもあります。
1枚のナンバープレートに並べられる
アルファベットと数字の桁数の組み合わせには、
何かと限りがありますので、
この辺りでは、アルファベット3〜5桁と
数字3桁を組み合わせたナンバープレートが一般的です。

数字部分を「444」と
4を3つ並べたのは、本当によく見かけます。
貴重な「4444」の4並びの
ラッキー・ナンバープレートも
全く不可能というわけではないらしく、
私は、これまでに1度だけ見かけました。


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2008年4月4日(金)

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