第761回
■ヨチピロさんからのQ(質問):中国と台湾の関係

毎日楽しく拝読しています。
嘉新水泥(0699)について台湾のセメントメーカが母体ですが、
現在中国と台湾の関係において
嘉新水泥はこれから業績はさらに伸びていくことができるのでしょうか。
軍事的緊張の中、台湾色が強いと恩恵に与かれるのか心配です。
現在、株価も安値で購入を考えています。
御教授宜しくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

いま中国株の中で去年に較べて、
一番業績が上がって利益も増えているものの内のひとつはセメントです。
嘉新セメントもその中のひとつです。
この間も私はわざわざ鎮江の工場まで見に行きましたけど、
なかなか業績もよろしいようです。
台湾との関係がどうなるかご心配のようですけども、
商売と政治はまた別でありまして、
例えば、台湾のIT関係などの事業の大半は中国に進出して
今の中国の輸出に大きく貢献しております。

セメントの場合も質のいいセメントと質の悪いセメントによって
高層建築や高速道路ができるセメントと、
一階建てかニ階建てしか建たないセメントとあるんです。
嘉新のセメントは台湾で実績のある上質のセメントです。
ただセメント会社はどこもあまり大した配当をしておりません。
嘉新の場合もやっと黒字になって来た所で、
まだ配当もしていないので株価は安値に放置されております。
ただ、計画を見ておりますと、
大体2年で売上げが倍増することになっており、
それが今後2回3回は繰り返されると考えてよろしいと思います。
時間がかかりますが、持続していい株のひとつだと思っております。


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