中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1516回
tatekaketaさんからのQ(質問):もしQの第2367回、2368回について

邱先生、初めて質問しますが、
2367回で「どこに国境線があるかも定かでない時代だ」とあり、
2368回では
「コミュニケーションさえできれば
そもそもお前は何びとだと区別する必要はない」とありますが、
国境線が定かでなくなり、
コミュニケーションがworld wideで出来れば、
なおさら互いが何びとだという区別が
ますます問われると思います。
島国の日本であれば、
自分が何びとだという意識を持つことはあまりありませんが、
いざ多国籍間の交流の中に放り込まれたら、
己の寄ってたつナショナルアイデンティティを
しっかり意識しないと、
自分自身を見失いかねないと思うからです。

毎日のニュースを見ていても
皆が皆、邱先生ほど意識が進んでいるとはとても思えません。
イスラエルとヒズボラの武力衝突など、
己が何びとだという区別同士が激しくせめぎ合っているのが
現実の世界だと思えます。


■QさんからのA(答え)

国境がなくなるという話を私は時々やっておりますけど、
国境がなくなったからといって、
故郷がなくなるわけではありません。
国境がなくなっても、
私は日本の人です、私は神戸の生まれです、
という気持ちは当然残ると思います。
またそういう故郷があることが、その人にとって重要なんです。
つまりどこに育ったかということによって、
その人の頭の中、ものの考え方が出来上がっていくわけです。
日本で育ったから日本人だという考え方が、
他所の国に行って役に立つような仕事のやり方をしてください
と私は常々言っています。

別にあなたがいま考えていることと矛盾していません。
でも大抵の人は自分の土地だけに固執しますから、
争いになることが多いのです。
中東の人たちは人口が多すぎるんで、
少し減らそうと思って
人べらしに努力してるんじゃないでしょうか。
ああいう人たちに見習うことはないと思います。


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2006年10月25日(水)

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