石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第105回
並んでも食べたいもの

ラーメン、焼肉、うなぎ、パン、ドーナツ、とんかつ(サンド)。
私たちが台湾に移ってから、
街で店の前に行列が出来ているのを見かけたことがあるものを
並べてみました。いずれも日本からの出店です。

台北では、ケーブルテレビが一般的で、
100チャンネルぐらいあるうちの
いくつかの局では日本の番組を集中的に流しています。
ある局はドラマばっかり、またアニメばっかり、
あと旅行やグルメ番組などです。

ドラマの場合は日本より3ヶ月程度遅れて放映されるのですが、
良い点は、毎日、しかも一日に2〜3回流してくれるので、
やきもきしながら一週間待たされることなく、
まとめて楽しめることです。
私の場合、「白い巨塔」や「僕の生きる道」は台湾で拝見しました。
ちなみに、「白い巨塔」は台湾でも大変な人気で
何度も再放送されていました。

話が横に逸れてしまいましたが、
台湾の人たちは「料理東西軍(どっちの料理ショー)」や
「電視冠軍(TVチャンピオン)」を見ながら、
「東京に行ったら築地で鮨を食いたい」とか
「北海道に行ったら温泉に入りながら蟹を丸ごと一杯平らげる(?)」
とか日本旅行の夢を膨らましているのです。

そこへ、「日本で大流行している、あの○○○が台北でも!」
という触れ込み(又はクチコミ)で、
次々に新しい食べ物が上陸してくるのだから大変です。
私どもに言わせると、
「えー、ミスタードーナッツう〜?」という程度なのですが、
天母(てぃえんむー)の高島屋前に開店した店では、
一時期最大3時間待ち、一人で100個も買い占める輩がいて
買取個数制限が為されるなど、スゴイ騒ぎになっていたそうです。

日本人家族のなかでは冷静な反応が多かったですが、
なかには並んで買った人もいるそうです。
ちょっと恥ずかしいですが、ドーナツも故郷の味、
といったところでしょうか?


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2005年7月1日(金)

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